クモの産卵期 孵化する前にできること  

クモイメージアイキャッチ画像

どうも最近家の中でよく「コバエが飛んでるなあ。」と思っていたら同時期くらいにクモもよく見かけるようになったのですが・・・

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まあ・・クモは害虫を捕食してくれる益虫なので、好きではないけどいいかと思い、小さいクモは見つけても特に何もせず放置していました。

ただ、気になったのが、先日ベランダでフワフワしたクモの卵のようなものが壁に張りついてるのを見つけたので、

これって・・・もし孵化したら大量に発生するのか?そもそもどれくらいの数が産まれてくるんだ?

など気になったので少し調べてみることにしました。

今回の記事では、クモの生態や侵入を防ぐ方法などを書いています。

クモの産卵期と孵化する数は?中でもアシダカグモは愛情豊だった話

冒頭でもすこし触れましたが、日本で生息するクモのほとんどは無害でゴキブリやハエなどの害虫を捕食してくれる益虫になります。

家の中でよく見かけるのは徘徊型のクモで、クモの巣を張らずに、徘徊しながら餌を捕食します。

クモの巣を張らないといっても、家の中や敷地内でよく見かけるようになってくると、気にはなりますよね。

ただこのクモさん達ですが、種類によって産卵時期も孵化する時期もバラバラで、人家周辺にいる多くのクモの産卵も一回で数十匹~数百匹と数もバラバラ。

でも多いのは初夏~秋ごろの産卵です。産卵したら時期によってはそのまま越冬して翌年の春に孵化するものもあるので、長い時間 卵嚢(らんのう)の中で過ごすクモもいます。

もし、秋~冬に見つけた卵嚢であれば、おそらく孵化する前なので駆除しても大丈夫だそう。

また、ゴキブリなどを捕食するアシダカグモ。都会に住んでる人はあまり見ることが少ないのかな?
見た目は強烈な存在感を放っているのですが、人間には無害であり優秀なゴキブリハンターなので、わざわざ購入する人もいるそう!

そんなアシダカグモですが、夏前後(6~8月)の時期に年2回産卵期をむかえます。

産卵したら孵化まで平均1ヶ月くらい。

産卵したママクモは孵化する直前まで卵嚢を口とアシで抱えて守り、孵化直前に壁などに貼り付けてしばらくの間、近くで見守っているらしいです。

見た目はアレだけど実は愛情深いアシダカグモ。

孵化してもすぐに外に出ることはなく、7~10日で子グモは出廬して、風通しの良い場所へ移動します。

子グモたちは卵嚢があった場所ではなく、自分の糸を風に乗せて集団でそれぞれの住処へ飛んでいくんだってー

それに、大半のクモは外敵にやられたり途中で死んでしまうそうで、大人になれるクモは少なく、家に住みつくのはもっと少ないようです。

まあそれでも小さいクモならともかく、ゴキブリを捕食するちょっとグロテスクな風貌のアシダカグモは、大きいものだと全長12センチほど(アシを広げた大きさ)あるので、いくら害がないといっても見た目からだけでいうと不快害虫にもなってしまいます。

なので、できるだけ家の中に入ってこないような対策を考えてみます。

クモの侵入を防ぐ方法

家の中にいる小さめのクモで多いのが、ハエトリグモというその名の通りハエを餌にし、素早い動きが特徴のクモがいます。

よく床をピョンピョンしてるよ!

ハエトリグモをはじめ小さいクモは、どうしても家の中に入ってくるのを防ぐことが不可能に近いのですが、入ってきてしまったクモができるだけ居心地の悪い環境にすることが大事。

クモの習性

まずクモは

「物陰が好き」

なので、できるだけ隙間を作るように物を配置したり、段ボールや不要な箱などは早めに捨ててしまいましょう。

「エサになる虫を寄り付かせない」

クモのエサとなるコバエやダニなどがでないようにします。
これが一番効くような気がしますが、生活してる限りこれもなかなか難しいですよね。

・水回りはこまめに掃除する
・生ごみをためない
・定期的に虫よけ対策をする

など、できるだけ害虫が入り込まないような衛星管理を心がけます。

「縁起物」の蜘蛛は夜殺さない方がいいのか

クモイメージ

家にいる蜘蛛は家を守ってくれているから殺してはいけない

という言い伝えを聞いたことはありませんか?

上記でお伝えしている通り、クモは家の害虫を駆除してくれている益虫ということはわかりましたが、なぜ「縁起物」といわれるようになったのでしょう?

蜘蛛はその昔「お釈迦様の使い」と言われており、「縁起のいい虫」とされてきました。

実は朝と夜に見るクモは同じクモでもとらえ方が違うようで、

朝にクモを見る

「一日晴天に恵まれる」

と云われていて、クモは晴れた日にしか巣を張らないという習性からくるものだそうです。

逆に夜に見るクモ

「泥棒に入られる前触れ」
「不吉な事が起こる」

など、縁起が悪いものとされているようですが、地域によっては朝に見るクモと同様、「縁起物」と捉えている所もあるようです。

このように、地域によって違いはあるものの、クモはやはり「縁起がいいから殺してはいけない」ということが、昔からの言い伝えであるのですね。

縁起はよくても毒グモは注意!!

いくら益虫だといわれるクモでも、中には毒を持ったクモもいてますので、普段あまり見ない模様のクモなどは、刺激せずできるだけ手で触らないようにしてください。

私も一度、近所の公園で「セアカコケグモ」を見たことがありますが、見た瞬間異様な模様に気づきますし、本能的に「触ったらいけない」ような気がしました。

だいたいのクモは臆病で攻撃的ではないそうですが、毒を持っているので家の中や敷地内であれば尚更そのまま放置せず、見つけたら殺虫剤や熱湯で駆除するか、外であれば靴で踏みつけてください。

まとめ

いくら縁起がいい虫といわれても、苦手な人も多いと思いますが、気づかないうちに孵化してしまったらもうどこかに散らばるのを待つしかありません。もし迷信的なものを信じるなら、クモを見つけたら殺さず「ラッキー♪」と捉え、アシダカグモなら害虫駆除のお手伝いをしてくれているんだ!・・と思ってみてはいかがでしょう。(私には無理っ!!)

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