
ウチの犬は、だいたい一日2回の散歩時に用を足すのですが、雨の日や天候の悪い日、自分の体調が優れない日などは、散歩に行く時間がずれたりします。
家の中でトイレができるようになればいいなと思うのですが、我が家は元々古い一軒家に住んでおり、散歩に行けない日は家の庭で済ますこともあました。
故に家の中でトイレができるように育てておらず、基本外でしかトイレができないのです。
皆さんのワンちゃんは家の中で上手にトイレができていますか?
我が家のように、トイレトレーニングをしてなくて、大きくなってから苦労されている人も多いのではないでしょうか?
どうしても散歩に行けない日、犬はどれくらいの時間までガマンできるものなのか?成犬になってからトイレトレーニングはできるものなのか?
個体差はあると思うのですが、気になったので本日は実家の犬の体験談を含めて、トイレに関することを記事にしています。
犬がトイレを我慢してしまう原因
トイレは外でするものと思い込んでいましたが、犬は本来、家の中であろうと外であろうと、排泄はどこでもできます。
それを、人間の都合に合わせて散歩の時間やトイレの場所を決めているわけですから、ワンちゃんもそれに合わせて排泄できる訓練をしてあげないといけません。
排泄する回数が多い幼いワンちゃんは、トイレのトレーニングがまだしっかりできていないと、粗相するか我慢してしまったりしますが、我が家のように外でしかしたことがないワンちゃんは、家の中だとトイレを我慢してしまうようです。
犬がトイレを我慢してしまう原因
- 散歩 = トイレだと思い込んでいる
- 過去に家でのトイレトレーニングに失敗し、嫌な思いをしたため、家の中ではトイレをしてはいけないと思っている
- 引越しや家族が増えたなどの環境の変化
などです。
\ 我が家のワンコの場合 /
引越しして環境が変わったせいもあったのかもしれませんが、その時はお腹の調子が悪く、緩めの便が数日続いた時期で、家の中ではできない犬のため夜中に起こされては、何度も外に排便に連れて行ってあげるということがありました。
こうなると犬も可哀そうですし、夜中に何度も起こされる飼い主も大変な思いをしてしまいます。
そうならないためにも、できるだけ小さいうちにトイレトレーニングは済ませておいた方が、後々苦労が少なく済みます!
とはいっても犬は長時間オシッコを我慢できる?

成犬であれば実は長時間オシッコを我慢することができます。
飼っている環境やしつけ方、普段の水分の取り方によって違いがありますが、だいたい12時間前後は排泄しないでも大丈夫といわれています。
ただそれは、家の中などでお留守番していたりジッとしている場合で、動いていなければ消化器系の内臓も動きにくく、ある程度は我慢できるという原理です。
よく動く犬やよく水を飲むタイプは、我慢できる時間ももう少し短くなりますし、室内でトイレをする子は、自分のテリトリーにトイレがあるので頻度も多くなります。
幼犬の時は回数多めに!
トイレを我慢できるといっても、小さいうちは消化器官がまだ発達していないので、トイレの回数も増えます。
目安としてですが、月齢プラス1時間がトイレの間隔だそうです。
(例 生後3ヵ月であれば4時間に一回排泄する)
おしっこを我慢させすぎても病気になるので注意は必要
成犬になれば長時間ガマンできるといっても、あまりにも長い時間排泄できなければ、人間でも同じですが、犬も膀胱炎になってしまいます。
膀胱炎だけではなく尿路結石などの泌尿器科系の病気を引き起こしてしまうことも考えられますし、膀胱炎は一度かかると何度も繰り返してしまう可能性がある病気です。
尿意があるのに出せず残尿感が残る、人間でも辛い病気ですよね。
そうならないためにも、愛犬の様子を見つつ、年齢や食欲、環境に合わせて、毎日できるだけ同じタイミングでトイレをさせてあげて下さい。外でするワンちゃんは、最低でも朝晩2回はお散歩に行ってあげて下さいね。
オスの場合はただの「排泄」ではない

犬の場合「マーキング」という縄張りを示す行動があり、とくにオスはその傾向が強いため、尿意がなくてもオシッコは外でしたがる子が多いです。
犬のオシッコにはにおいから様々な情報を収集できるようで、散歩中によその犬がおしっこした後のにおいを嗅いだり、その上からまた自分のおしっこをかけたりという行動をよく見ませんか?これは犬の習性からくるもので、縄張り意識を表す行動のようです。
成犬になってもできるのか?!柴犬のトイレトレーニング
さて、家の中でトイレができず、雨の日も風の日も雪の日も、毎日お外に散歩に出る実家の柴犬ですが、飼い主である両親も高齢のため、毎日2回の散歩がたまに1回になったりする事もあります。
小さい時にしつけができなかった飼い主にも責任があるのは重々承知なのですが、できれば家の中でもトイレができるようになってほしい・・・
そこで、大人になってからのトイレトレーニングについて調べてみましたので、本人(本ワン)がその気になってくれるかどうかはわかりませんが、ボクが実際試してみたことを書いてみます。
まず一番大事なことは飼い主の気持ちのゆとり。
しつけ全般に言えることかもしれませんが、飼い主の根気と心の余裕が重要。(諦めの早いうちの両親は早々と「もう無理」となり、しつけも中途半端で、散歩も結局毎日行ってます・・・^^;)
とくに柴犬は頑固で賢く我慢強い犬種です。一度クセがつくと、なかなかそのクセを違うパターンに変えることは難しいかもしれません。
何度かトライしてみてダメだったとしても、新たに違うパターンも見つかるかもしれないので、諦めずに挑戦してほしいです。
まず
- おしっこをしたくなるタイミングを意図的に作る
難しいかもしれませんが家でできるだけ水分を取らせます。
一回の量ではなく一日の量を多めにします。
スープ系のエサを多めにあげたり、ウェットフードにしてみたり。
- 落ち着いてトイレができる環境を整える
柴犬はとくにキレイ好きといわれています。
自分が寝床にしている場所付近では、排泄はできない子が多いそう。
ですので、寝床とは別の「トイレ」とする場所を作ってあげます。
理想は四方を囲んだトイレ用のサークルですが、場所や広さ的に難しいようであれば、最低限ワンちゃんが中で動き回れるような広さが確保できるトイレスペースを作ってあげて下さい。
四方を囲む理由は、よりトイレだと認識してもらいやすくするためです。
- おしっこがしたいサインを見逃さない
いつもお散歩に行く時間をずらします。
ワンちゃんがソワソワしていつもと違う行動になれば、オシッコサイン。
一般的な動作として
- くるくるし出す
- 床の匂いを嗅ぐ仕草をする
- お尻を気にし出す
- 後ろ足がいつもと違う動きになる
など
そういった行動が見られたら、トイレの場所に声をかけながら誘導します。
この時はどんな言葉でもいいので、毎回同じ言葉をかけてください。
もしくは何か音を鳴らして下さい。
この言葉や音が聞こえると「トイレ」だと覚えてもらいたいからです。
根気よく待つ事も大事ですが、「オシッコオシッコ」と飼い主さんの方がオシッコ待ちになって、ジーっと見られていると、ワンちゃんも落ち着きませんので、気持ちは分かりますができるだけ自然に・・を心がけるようにしてあげてください。
- もし排泄に成功したら
成犬になると高確率でトイレトレーニングには失敗しますが、飼い主さんの根気が勝って、もし家の中でのトイレに成功したら、たっぷり褒めてあげましょう。

と思ってくれれば、学習して次からも成功するようになるかも。
トイレに行く時にかける言葉や音は一度成功したら、定着するまでしばらくは続けるようにしてください。
あと効果的なのは、排泄が成功したあとには、ご褒美として大好きなおやつをあげることです。

となりますし、お互いに楽しくスキンシップもできますよね。
気を付けたいこと

上記にも書きましたが、柴犬は頑固で我慢強い犬種ということもあり、なかなか今までのやり方を変えることは難しいようです。
何十回と繰り返しても、覚えてくれない子もいると思います。
ですが、失敗しても叱らないであげてください。
柴犬は飼い主さんにとても従順で、愛情深く、飼い主さんのことが大好きなのです。
トイレが覚えられないのは、飼い主さんに嫌われたいためにやっているわけじゃなく、ワンちゃんの性格や育ってきた環境もあるので、どうしてもトイレ問題をクリアできなくても、色んなサイトや専門家の人、動物病院などに聞いてみて、違う方法を試みてくださいね。
まとめ
11歳になる我が家の柴犬も、動きはかなりおっとりしてるのですが、性格は頑固一徹です。
その時の気分なのか散歩を拒んでくる日もありますが、ガマンさせて病気になっても可哀そうですし将来、足腰が弱って散歩に行けなくなってしまう可能性もあるので、できれば家の中でトイレができたらなと常々思います。
トイレ事情でお困りの方も根気強く挑戦してみてくださいね。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。